空家よもやま話
長い間住まれなくなった家を査定訪問することが
多いのですが、その際に良くある話。
皆様も良く耳にされることがあると思いますが
「家は人が住まなくなったらすぐダメになる」
これはその通りなのですが、正確には
人が住まなくても定期的に管理出来ていれば
ダメにはなりにくいです。
管理がおろそかになるとまず庭に雑草が生い茂る。
庭木が伸び放題。
そうなると湿気がたまりやすくなり家には
良くない状況をつくりあげます。
湿気は木部の腐り、白蟻が生息しやすい、
カビの温床など良くないことだらけ。
次に家の大敵は台風による瓦のずれ。
古いお家は日本瓦の屋根が多く、知らぬ間に
瓦がずれ、そのずれた隙間に雨が入り込み
雨が瓦の下の土を流してしまい家に雨が
進入してしまいます。
雨漏りの修理は屋根の補修だけでなく、
室内の天井や壁も補修が必要になりますので
それなりの出費となります。
物件から離れて住んでおられる所有者様にとって
管理は大変だと思います。
売る気はなくても最近では地元の不動産業者が
管理のみ請け負っていたりしますのでそのような
サービスを利用されるのもいいと思います。
なぜそういうことをいうのかと申しますと
査定際に管理さえ行き届いていれば古くても価値の
ある不動産なのになぁともったいなく思うことが
よくあるからです。
昔の職人さんの素晴らしい意匠や技が残された家が
雨漏りや腐食、傾きなどで解体しなくてはいけない
ようになっている現場がたまにあります。
管理には費用がかかりますので所有者様は大変だと
思います。
将来売却するつもりの方は特に管理サービスの利用も
ご一考されてはいかがでしょうか。
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